小笹歯科診療所

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お役立ち知識

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むし歯になぜなるの?

皆さんは、虫歯にならないために どの様なことに注意されていますか? 「甘いものをだらだら食べない」とか「歯磨きをちゃんとする」と言ったことに気を付けておられますよね。
さて、「虫歯ってどの様な状態のことを言っているのでしょうか?」と聞かれると考えてしまいますよね。
では「虫歯」とは何か「虫歯になるにはどうするか」をお話しします。

虫歯(齲蝕)とは歯(歯質)が酸によって溶け(脱灰)て歯に実質欠損が起こった状態を言います。
お口の中を酸性にすれば歯は溶けだします。手軽に手に入る清涼飲料に コーラーがありますよね。このコーラーはPHが2.2とかなりの酸性です。
このコーラーに2週間ほど歯を浸けておきますと歯の表面が脱灰します。(コーラーを飲むと虫歯になると言っているのではありませんよ。コーラーを飲むとしても口の中にあるのは数秒ですからね)

話を戻して、通常 お口の中のPHは6.7くらいの値で中性です。お口の中のPHが5.5以下の酸性度の環境にあると、歯は溶けだすと言われています。
ところが 食事をすると、お口の中が2~3分で一気に酸性になってしまいます。しかし人には優れた能力があります。唾液の力でお口の中の酸性を中性に戻す力です。(唾液の緩衝能といいます。)食後40分ほどで元の中性に戻ります。
まず 虫歯の原因は、ちょこちょこ間食することです。飴をほおばりながら仕事をするなんてダメですね。

次は、歯磨きをしないとどの様なことが起こるかというお話をします。
歯磨きをしないと 歯に汚れが付いてきます。 汚れの原因は細菌(ミュータンス菌)と食べ物に含まれる糖質です。菌が歯に付着して歯垢(プラーク)を作ります、その菌が糖質を使って 酸を作ります。
この酸が歯質を脱灰させます。ただこのプラークの状態なら唾液の緩衝能の力で何とかなりそうなんですが、プラークは食後8時間程度で出来てくるのですが、48時間放置するとバイオフィルムという膜が出来てきます。もうこれは唾液の緩衝能の力では何ともできなくなってしまいます。
食後48時間放置すると虫歯にもなるし歯周病にもなると言っていいでしょう。

その為にも歯と歯の隙間など隅々まで きれいに歯磨きを行うことを一日一回は行うと良いと思います。
  お口の中を長い間酸性にしない。
その為には

  • 「唾液が多く出る工夫をする」
    食事でよく噛む。食前のお口の体操。
  • 「ちょこちょこ間食をしない」
    代表的なのが、哺乳瓶う蝕(ボトルカリエス)とは、字のごとく哺乳瓶によりできるむし歯の事です。1歳を過ぎても哺乳びんでミルクを与え続けたり、スポーツドリンクを飲ませてそのまま寝かせたりするとできる齲蝕です。
  • 「丁寧な歯磨き」
    唾液の緩衝能の力の効果が及びにくい歯と歯の間や歯と歯茎の境目などプラークが付きやすいところの汚れをしっかり取る。いい加減な歯磨きを一日に何度行っても 汚れの取りにくいところを放置していると その部分は酸性のままで脱灰が起こっているということです。

三度三度の食後の歯磨きをしないでよいと言っているのではないですよ。ランチの後 前歯に青のりが付いてることありますよね。この程度の汚れを掃除してあげるのは良いことです。また口臭の原因を予防できるかもしれませんし、歯磨きと同時に歯茎を刺激することで脳の活性もよくなりますので歯磨きはお勧めします。

最後に、唾液の緩衝能の力も個人差があります。また利き手が右利き左利きで歯磨きで汚れが落ちにくいところも個人差がありますし、歯並びによっても変わってきます。一度 自分の歯磨きのポイントを歯医者さんに教えてもらうことをお勧めします。

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