9月17日(土)
京都府歯科医師会で行われた「歯科医師認知症対応力向上研修」を聴講してきました。
基礎知識編の講師 澤田親男先生(北山病院 院長)が、 「今日はこれだけ覚えて帰って下さい」と言われたことは。
認知症の方や高齢者の方に わりと睡眠薬が処方されているようでして、それらの睡眠薬の種類の中で、
今はまだそれほど使われていないが、これから多く使われる可能性がある薬に、「ベルソムラ」という薬があるそうです。
ベルソムラ錠(一般名:スボレキサント)は2014年に発売された睡眠薬で、今までの睡眠薬と異なり、まったく新しい機序の睡眠薬であるため注目されているお薬で、ベルソムラは今後の不眠治療の主役を担う可能性のあるお薬のようです。
ベンノジアミン系と違って、ふらつき や 中途覚醒(夜中に起きてしまう)を起こしにくいようです。
この薬が 歯科でも処方する。マクロライド系抗生物質 クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド や ジェネリック医薬品)と合わせて飲むと、 ベルソムラの作用が増幅してしまうようで、 併用禁忌薬だそうです。
「注意してください」とのことでした。
追伸、 医師と認知症のことで情報交換する場合、よく出てくる略語を左京医師会認知症部会の方々が「略語集」として作成してくださったものを掲載させていただきます。
認知症の方やご家族、サポートされている方々の 少しでもより良い社会になるように願っております。