逆流性誤嚥性肺炎 (逆立ちしても、食べ物は逆流しないのに?)
胃と食道の境に「噴門」という門があって 括約筋という筋で普段はしまっているからです。
でも 「噴門」、堅固な門ではないので 水の様な液体は漏れたりするのです。
ゲップをした時など胸が少し気持ち悪いのは、酸性の胃液が漏れ出して食道の粘膜を侵しているからです。 高齢になるとこの「噴門」が さらに弱々しくなってきます。
先日、今まで通医院されていた83歳の患者さんの奥様から電話があり、体調を崩したとのことで、往診の依頼がありました。ご自宅へ伺って お話を聞くと「朝 立てなくなり 慌てて救急車で病院に行かれたら ”誤嚥性肺炎” ということで入院されたようで症状が良くなったので退院されたところだったようです。
そこで、ご本人と奥様に
○お口の中を清潔にして 汚れたものが肺に入らないように注意すること。
○就寝前に食事をしないこと、 寝る姿勢などを注意するように。
○喉の筋肉の体操。
を説明させていただいて 注意するようにお願いしました。
喉の筋肉の体操(動画)
食品による窒息
最後に
YouTubeで 「(ためしてガッテン)・(誤嚥性肺炎)」とキーワードを二つ入れて検索すると≪謎の肺炎が急増中!死なない新常識≫というのが出てきますから、見られると参考になると思います。