寝ていると突然 “ギリギリ” “キリキリ” 「なによ!」「なんだ!」黒板を爪でひっかいた時に聞いたよいな、鳥肌が立つような音がすることがあります。
寝ぼけ頭を必死にもうろうと注意を注ぐと、隣に寝ている人から聞こえてくる。
歯と歯が擦れ合って発している音なんです。
これを「歯ぎしり」といいます。
歯ぎしりの原因。
- かみ合わせの異常によるもの。
- 日常生活のストレスの発散運動。
として起こるものが大きな理由と考えてられますが、まだ「歯ぎしり」が起こるメカニズムは十分に解明されていません。
(「はぎしり」のことを専門用語で「ブラキシズム」といいます。)
ちなみに、睡眠時に歯ぎしり・くいしばり で歯にかかる力は300 Kg~900Kgもあると言われてます。普段の食事の時に歯にかかる力は3Kg~10Kgですから、すごい力がかかっているということですね。
歯ぎしりをしているとどのようなことが起こるか?
- 歯がすり減る
- 歯がしみる
- 詰め物がよく外れる
- 顎が痛い
- 歯が割れる
- 肩こり
- 頭痛
歯ぎしりの治療法
先ほどお話したように 歯ぎしりのメカニズムは十分にわかっていないため非常に難しいことです。また生体に悪い影響が出ない程度の歯ぎしりでしたら、日常のストレス発散運動として許容することもできます。 でも 旅行などで歯ぎしりの音で 同室の人に迷惑にならないか心配な場合や、顎が痛い 肩こりがひどい 歯がすり減るなど生体に悪い影響を及ぶす場合は治療が必要です。
歯科では、
歯並びの影響でかみしめた時に歯に負担がかかっているところを治療して、歯ぎしりをコントロールして生体に影響が出ないようにすることがあります。
個人の歯型に合わせてプラスチックのような素材で、よくボクシングでボクサーが口に はめておられるマウスピースのような物ををはめてもらって、かみ合わせの調整を行い。歯ぎしりの抑制と顎への負担を軽減していきます。
柔らかいゴムのようなマウスピースを夜にはめてもらい歯ぎしりで起こる強いかみしめの力をゴムで逃がすことによって歯や顎にかかる負担を和らげます。
最後に、 歯科では歯に詰め物やかぶせ物をすることがあります。天然歯に近い色合いで行う場合、金属より割れる確率が高くなります、このような時にも ナイトガードの使用をお願いしております。
大切な歯を守るために